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2018

10/03

軽井沢某別荘内ウォークインワインセラー!!

軽井沢の別荘の地下1Fにウォークインワインセラーを施工させて頂きました。約3坪強のワインセラーの中は木工で仕上げたいとのオーナー様からの強いオーダーから始まり打合せを重ねて行き木だけでは強度と価格の両方からの懸念材料がぬぐえないのでSUSラックをウォールナットの無垢材で化粧する仕様となった。ウォールナット材はとても固く耐久性にも優れ木工の塗装も通常の油性塗料を使わないでOSMO塗装(水性で木が呼吸出来る)まさにセラー内にはうってつけの材料である。オーナー様からは2,000本以上のワインを収納したいとの要望もあったのだがもちろん、無限に入る訳でも無く保管状態に拘ったワインのみを入れる事となった。そして今回、ラック以上にこだわったのが弊社独自のルーバーだ。ルーバーとは羽板と呼ばれる細長い板を組み合わせて角度によって光、視界、埃、をコントロールするのだがこのルーバーの中にはセラーを冷やす為の室内機が設置されていて見えない様にともう一つの大きな特徴が風のコントロールだ!!室内機には自然冷却方式と強制冷却方式があって、現場の状況や入れるワインによっても選択するのだが今回は地下と言う事もあり、あえて強制冷却方式を採用した。強制冷却方式の場合はファンで庫内の風を循環させながら庫内を均一に冷やすのだが見ての通り真ん中に通路を設けているので真ん中から吸い上げて両サイドに微風が吹かせている、そしてルーバーの中に通常では無い構造で設計する事でセンターと両サイドの吹き出し口を均一に冷やす事が可能となりワインにはまさにカーブ(地下)の様な環境の再現が出来た!照明もプレハブ冷蔵庫にありがちな照明では無く、ルーバーにダウンライトを埋め込む事で一体感とインテリア性が上がりダウンライトはもちろん調光可能となっている。今回は工場での製作風景も撮影してきたので滅多にアップしない製作風景もアップしてみよう。

全部のラックが並ぶ前にはサイドのSUS角パイプが見えて無機質に見えるが工場では角パイプを組み、ラックの丸パイプの穴をあけ、そこにパイプを通し最後に木を張り付けて上下をドッキングさせ細かな調整を1台1台行い最終の出荷を待っている。ここの調整が甘いと現場での収まりが悪く質感が悪くなってしまう。

無垢材は20㎜厚を使っているだけあっての高級感が漂ってくる。レールの調整、高さの調整その他諸々の検査を通過した製品だけがユーザー様に届けられる。