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お知らせ

2019

12/05

熊本に食をつなぐママトコキッチンバトン様がオープン!!

熊本の株式会社共同様は通常業務として牛などの畜産物を輸送するのが本業であるが、専務の強い要望により食で親子を繋ぐをコンセプトにママトコキッチンに続きママトコキッチンバトンをこの夏にオープンした。主だったコンセプトは今や一般的になりつつある言葉だが経産牛(赤ちゃんを産み終えたお母さん牛)今までは日の目を見る事が少なかった牛だが。熟成肉のキーワードから徐々にだが脚光を浴びる事も多くなったと思う。私どものお客様でも熟成肉(ドライエイジングビーフ)では経産牛が向いてると使用される店舗も実際に増えている。出会いは京都の南山さんからのメッセンジャーで熊本で熟成肉を考えている女性が居るから協力して欲しいとの事だった、それから実際に熊本に出向き、福岡で弊社のお客様のお店で食べて頂き方向性が枯らし熟成に近い方向性でと決まった。黒毛和牛で枯らしを施す事は多いのがホルスタインを枯らしにするのは初めてであったがチャレンジする事は自分たちの成長にも繋がると思い試行錯誤をしながら施工させて頂き先日の訪問となった。ホルスタインは水分が多い為に水分活性の為には本来は扇風機を使うのだが、弊社、オリジナルの除湿時にのみファンを使い香りは弱いが味はしっかりと濃いを目指す。

熟成庫の様子(店内)

子供たちにも目をそらさず食べる事を正直に伝えようとされるのはやはり、専務自身が2児のママである事であろう、子供がガラス越しでお肉を見て食べる事が食育に繋がるとの思いが伝わってくる。庫内の様子

熟成庫の中にはリブロースやモモ肉も丸一本吊るしてある!!まだ稼働し始めて3か月くらいではあるが庫内には独特のラクトン臭の甘酸っぱい香りが庫内一杯になっている。肉がしっかりしていないと腐敗に進むだけだがそんな事は無かった。

弊社熟成庫の制御盤

霜取り直後だったので温湿度共に少し高いが通常は2℃80%をキープしている。

施設内には直営の精肉や熟成肉を販売する為の専用ショーケースが鎮座している。精肉と熟成肉の間に仕切りを付け専用ケースなのだが、実は一番下の段にはブロック肉が入る様に工夫がされている、その為に全体の高さは通常より高いがシャルキュトリーなどもダイナミックなディスプレイが可能となる。

この後に実際に工場で熟成肉を管理する坂田工場長と販売と品質管理の白石さんと話すが質問が機関銃の様に飛んできた。久しぶりにこの様な話をする事で私自身勉強の復讐をさせて頂いた。今後、ポップなどを多用しお客様に伝えていきたいとの意気込みが痛い位に伝わる、こんなスタッフが居ればまず安心だ。熟成肉が何を理解されずに流行りだけで熟成をやたらと謳うお店が少なくない中、本当に真摯に向かい合うママトコキッチンバトンのお肉はまだまだ進化を遂げ行くに違いない!!