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2019

7/17

日本ドライエイジングビーフツアー最終!

日本ドライエイジングビーフツアーの定番でありながらこのツアーでしか行けない場所がある。それはなんとMasterPerveyour本社である。マンハッタンから車で約40分の場所にある、精肉工場でありながらとても広い熟成庫を構えている。デリバリー用のトラックにはマークとマークのお父さん、お兄さんの3人の写真がはまったトラックが複数台置かれている。MasterPerveyourはお父さんが第二次世帯大戦を前にポーランドからアメリカにわたり包丁一本で作り上げて来た歴史がある。まさに熟成肉の生き字引であったお父さんだが残念な事に昨年、その一生を全うされ天に召されていったのだ。4年前にお会いした時にはその歴史的な背景を教えて頂いたのだった。社内に入ると工場長でありり元料理人の(すいません、お名前をメモとってなかったです)が庫場内の見学の内にお肉を焼いてあげると焼く前の肉を見せてくれる。ここからが、本当に貴重な経験が出来る工場内での視察と講習である。みんな、それぞれに聞きたい事をマークに質問していく。この日は日曜日(毎回、日曜日だと従業員さんが居ないから見やすいように日曜日にセッティングするのだが)

PirterLuger向けのお肉達工場内には専用の熟成庫が設置されていて、温度と風と湿度のコントロールを測りながら約28日から35日ゆっくりと熟成されていく。

勿論、お肉にはUSDAプライムの印が押されている。マーク、ポーズをお願いにも快く受け入れてくれるおちゃめなマーク熟成が進んできた肉は真ん中あたりがポコンと凹むのはアメリカも日本も同じであった。          出荷前のお肉達、ただアメリカではあまりミートラッパーを見かけない、この辺りは日本との大きな差かな。約.30分の工場見学を終えて事務所に戻るとお肉が焼けている、それにしてもよく皆、食べるこの数日でどれくらいのお肉を食べたのかを考えると恐ろしくなる量だ。焼かれた肉のどちらが好きかマークが聞くそれぞれなのだが実は熟成した肉としてない肉なのだドリップの量が一目瞭然なのでよく見ればわかってしまうかも。

この後、現在のアメリカのお肉の現状をマークから聞くが兎に角、良い肉(プライムの中でもよい肉)が無いとの事、もともと、USDAでも全体の2%がプライム(2015年現在、2020年にはプライムがやく4%弱には増える予想だそうだ)そんな中でも、ウルフギャングステーキハウスの海外への出店は多く、今年も香港、シンガポールなどのアジア圏に4店舗が出店するそうだ。来年日本に出来るPirterLugerへのお肉の出荷はまだ決まって無い様でその他のエンパイアステーキハウスジャパンやベンジャミンジャパンへのお肉の出荷はウルフギャングとの取り決めの為に出荷出来ていない。その他、書ききれないほどの貴重な話を聞いてきた。まだまだ、熱い熟成肉だが来年のPirterLugerを楽しみにしていきたい。そして、今回で10回目となったツアーだが毎回ガイドをして頂いている小島さんにもこの場をお借りして感謝申し上げます。