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2021

1/06

明石市の焼肉新香苑様に枯らし庫納品!!

兵庫県明石市の焼肉新香苑様に枯らし熟成庫W1,800を納品させて頂きました。

高速玉津I.Cから車で約10分の場所にある新香苑様は黒毛和牛に拘ったお店で店主の新井さんとは最初に電話で話し、ヒアリングをしてから製図、お見積りの流れで11月中旬にお打ち合わせの為、現場に訪問をさせて頂き、設置場所、電源工事、現調の流れでその日はお店を後にいしたのだが、翌日には再度ご連絡を頂き発注するので納期の調整をと言って頂いた。弊社では納期に通常45日頂いている。実際の製作には40日弱で出来るのだが3日間の試運転と調整を行った上で最高の状態で出荷するからだ。今では無いが立ち上げた時には納期に間に合わないのが怖い為に2か月頂いたこともあったくらいだったのだ。今回は枯らし庫、黒毛和牛のA4若しくはA5まで熟成させたいとのご要望を頂いたために低温、高湿(1℃、80%)をキープし風もドライエイジングに比べれば弱めに設定しこの条件をクリア出来なければ出荷しない。弊社の工場では試運転の時が一番楽しみで苦しみでもあるのだ。試運転時期は12月の後半もちろん、外気条件はすこぶる悪い、いざ試運転、冷却に問題が無いのは勿論わかっている、湿度センサーとにらめっこしながらデータロガーを設置しデスクの上から見ているとドンドンと湿度も上がっていく。今まで何度このドキドキとする時間を経験しても上手く行くまでは気が抜けない。

わかり辛いが店内に入ると牛の鼻紋(人間でいう指紋)の代わりになるものがあるのだが1頭1頭違う為に牛は必ず鼻紋をとる。やはり畜産王国だと思わせてもらったのが出生地を見るとほとんどが宮崎だった。余談ですが弊社代表は宮崎出身で実家では以前、牛がいたのだ。その仔牛達が色んな生産地に行き出荷される。新井さんのお店では今後取り組みたい事があって今回の枯らし庫の導入になったのだがそれは経産牛の熟成に取り組みたいとの事であった。知り合いの農家さんが引き受けてもらえそうで経産牛の再肥育をして少しだけお肉を付け最後は美味しく頂く事が出来る様にとの考えで私も賛成である。店内は座敷が5卓、テーブルが4卓での広さだからこそのゆったり感がある。「本日の玉手箱」5コースもなかなかのコスパの高さがうかがえる。

私ならやはり赤身5品かな!!サーロインやリブが美味しくない訳では無いし、いいお肉は脂身に美味さがあるのも知ってはいるが量が食べれなくなってしまい残念だが、黒毛和牛の赤身であれば刺しと赤身のバランスで本当に美味しく食べられる。今回はお肉の話ばかりになって何のホームページなのかよくわからなくなるので、最後に今回導入頂いた熟成庫とその庫内をアップします。

W1,800×D800×H2,200、弊社の企画サイズでは1番大きくその重厚感は圧巻だ。この庫内を隅々まで温湿度コントロールできるのは手前みそではあるが弊社だけだと自負しています。そして今回はお肉と熟成庫の納期が合わずにリブロースだけ1本のみとなったのだがリブロースの写真がこれだ!!

このお肉は4番だそうだがやはり和牛は大きい、どちらかと言うとホルスタインやF1を見慣れているせいか大きい。この庫内がお肉一杯になって美味しい熟成肉を提供して頂ける日が1日も早く来ることを願っています。新井様、今後とも宜しくお願い致します。